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交通事故の弁護士選びで後悔しないために|広島で失敗しない依頼前チェックリスト

2026.01.07 弁護士コラム

交通事故に遭って弁護士に依頼したものの、「こんなはずじゃなかった」と後悔している人は、実は少なくありません。「期待していたほど賠償金が増えなかった」「弁護士との連絡が取れなくて不安だった」「費用が高すぎて手元にほとんど残らなかった」。こういった後悔の声は、意外と多いんです。

でも、こういった後悔の多くは、事前にポイントを押さえておけば避けられるものばかりです。弁護士に依頼すること自体が悪いわけではなく、依頼の仕方や弁護士の選び方、タイミングの判断を間違えたことが原因なんです。満足のいく結果を得られなかった依頼者の多くは、同じようなミスを犯しています。

この記事では、交通事故で弁護士に依頼して後悔するパターンと、その回避策を詳しく解説していきます。「こうしておけば良かった」という後悔をしないために、依頼前に知っておくべきことをすべてお伝えします。これから弁護士を探す方も、すでに依頼している方も、ぜひ参考にしてください。

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弁護士依頼で後悔する典型的なパターン

賠償金の増額が期待外れだった

弁護士に依頼する最大の理由は賠償金の増額を期待するからですが、「思ったより増えなかった」という不満は非常に多いんです。なぜこういうことが起きるのでしょうか。

原因の一つは、最初から非現実的な期待を抱いていることです。ネット上には「弁護士に頼んだら3倍になった!」という景気の良い話が溢れていますが、すべてのケースで劇的に増えるわけではありません。もともと保険会社の提示額がそれなりに妥当だった場合、増額の余地は限られています。

もう一つの原因は、弁護士が過大な見込みを伝えてしまうことです。契約を取りたいがために「おそらく300万円くらいにはなるでしょう」と楽観的な予測を伝え、実際には200万円にしかならなかった。依頼者は100万円の差にがっかりして、「騙された」と感じてしまいます。

さらに、依頼者自身に不利な事情がある場合もあります。通院をサボりがちだった、医師に症状をきちんと伝えていなかった、事故前から同じ部位に持病があった。こういった事情があると、弁護士がどんなに頑張っても、大きな増額は望めません。

回避策としては、初回相談で現実的な見通しを確認することです。「最低でもこのくらい、上手くいけばこのくらい」という幅を持った説明をしてくれる弁護士のほうが信頼できます。「絶対に〇〇万円になります」と断言する弁護士には注意が必要です。

コミュニケーション不足で不信感が募った

弁護士に依頼した後、連絡が取れない、報告がない、質問に答えてくれないといった状況に陥り、「本当にちゃんとやってくれているのか」と不安になる人は多いです。これも大きな後悔の原因になります。

弁護士は複数の案件を抱えているため、すべての依頼者に常に対応できるわけではありません。それは理解できるとしても、1週間も2週間も連絡がないと、依頼者としては不安になりますよね。「お金を払っているのに、何もしてくれていないんじゃないか」と疑心暗鬼になってしまいます。

特に問題なのは、重要な局面で連絡が取れないケースです。保険会社から新しい提案が来たときや、判断を迫られる場面で弁護士と連絡が取れないと、対応が遅れて不利になることがあります。「あの時すぐに対応していれば」という後悔が残ります。

また、弁護士が専門用語ばかり使って説明するため、何を言っているのか分からないという不満もあります。「難しいことは分からないから任せているのに、説明されても理解できない」というジレンマに陥ります。

コミュニケーション不足を防ぐポイント:

  • 契約前に連絡方法と頻度を確認する
  • 定期的な進捗報告を約束してもらう
  • 分からないことは遠慮せず質問する
  • レスポンスの速さを初回相談で見極める

弁護士費用が予想以上に高額だった

弁護士費用の予想外の高さに後悔する人も少なくありません。「こんなにかかるなら、自分で交渉したほうが良かった」と感じてしまうケースです。

よくあるのは、契約時の説明が不十分だったパターンです。着手金と成功報酬の説明はあったけど、実費については「実費精算です」とだけ言われて、具体的な金額を聞いていなかった。蓋を開けてみたら、実費だけで10万円以上かかっていて驚いた、というケースです。

裁判になった場合、費用が大幅に増えることもあります。示談交渉だけなら成功報酬は獲得額の15パーセントだけど、裁判になると別途費用がかかる、という契約内容だったのに、それをきちんと理解していなかった。結果として、予想の倍の費用がかかってしまった、ということもあります。

弁護士費用特約を使えると思っていたのに、実は使えなかったというケースもあります。「特約があるから大丈夫」と思って契約したら、特約の上限を超えていたり、適用条件を満たしていなかったりして、自己負担が発生してしまった。

回避策は、契約前に費用の全体像を文書で確認することです。着手金、成功報酬、実費の内訳、追加費用が発生する可能性、弁護士費用特約の適用可否など、すべてを明確にしてから契約しましょう。口頭の説明だけで契約するのは危険です。

「依頼しなければ良かった」と後悔するケース

軽微な事故で費用倒れになった

軽い事故なのに弁護士に依頼してしまい、結果的に費用倒れになるケースがあります。これは典型的な「依頼しなければ良かった」パターンです。

例えば、むちうちで通院が1か月だけだったケースを考えてみましょう。保険会社の提示額は30万円でした。弁護士に依頼して、45万円に増額できました。15万円の増額です。でも、弁護士費用が着手金10万円、成功報酬が45万円の15パーセントで約7万円、実費が2万円で、合計19万円かかりました。

増額分15万円から弁護士費用19万円を引くと、マイナス4万円です。つまり、弁護士に依頼したことで、かえって4万円損してしまったことになります。最初から30万円で示談していたほうが、手元に残る金額は多かったわけです。

こういった費用倒れは、弁護士費用特約がない場合に起こりやすいです。特約があれば弁護士費用は保険会社が負担してくれるので、どんなに少額でも依頼する価値があります。でも、特約がない場合は、費用対効果をしっかり計算する必要があります。

誠実な弁護士なら、初回相談で「このケースだと費用倒れになる可能性があります」と正直に教えてくれます。でも、契約を取りたい弁護士だと、そういったリスクを説明せずに契約してしまうことがあります。

費用倒れを避けるチェックポイント:

  • 通院期間が1か月未満の場合は要注意
  • 保険会社の提示額が30万円以下の場合は慎重に
  • 弁護士費用特約の有無を必ず確認
  • 初回相談で費用対効果を計算してもらう

自分でも解決できた簡単なケースだった

弁護士に高いお金を払って依頼したけど、後から考えたら自分でも解決できたのではないか、と後悔するケースもあります。

例えば、過失割合が明確で争いがなく、怪我も軽く、保険会社の対応も特に問題なかったケース。こういう場合、弁護士がやることは限られていて、示談書のチェックと若干の金額交渉くらいです。それだけのために数十万円払うのは、もったいなかったかもしれません。

物損だけの事故も、弁護士に依頼する必要性は低いことが多いです。車の修理費や買い替え費用の交渉だけなら、自分でも十分対応できます。弁護士に依頼しても、増額の余地は少ないのが現実です。

ただし、「自分でも解決できた」と後から思うのは結果論です。実際に自分で対応していたら、もっと低い金額で示談していた可能性もあります。また、保険会社とのやり取りのストレスから解放されたことは、金額では測れない価値があったかもしれません。

こういった後悔を避けるには、初回相談で「このケースは自分で対応したほうがいいですか、それとも弁護士に依頼したほうがいいですか」と率直に聞いてみることです。誠実な弁護士なら、「このケースなら自分でも大丈夫ですよ」と教えてくれることもあります。

示談が長引いて精神的に疲れた

弁護士に依頼したことで、かえって示談が長引いて精神的に疲れてしまうケースもあります。「早く終わらせたかったのに」という後悔です。

弁護士が介入すると、交渉が慎重になります。保険会社も簡単には譲歩しなくなり、何度もやり取りが必要になります。場合によっては、調停や裁判になることもあります。自分で示談していたら1か月で終わったかもしれないのに、弁護士に依頼したことで半年、1年とかかってしまった。

依頼者が「早く終わらせたい」と思っているのに、弁護士が「もっと粘れば増額できます」と主張して、交渉を長引かせることもあります。弁護士としては依頼者のために頑張っているつもりでも、依頼者からすれば「もういいから早く終わらせてほしい」と感じてしまいます。

長期化すると、精神的な負担も増えます。事故のことを考えない日がなくなり、ストレスが溜まります。仕事や家庭生活にも影響が出てきます。「こんなに大変なら、最初の金額で受け入れておけば良かった」と思ってしまうこともあります。

解決の長期化を避けるために:

  • 契約前に解決までの期間の目安を確認する
  • 自分の希望(早期解決 or 高額狙い)を明確に伝える
  • 定期的に進捗を確認して、方針を調整する
  • いつでも「この金額で受け入れる」と決断できる権利があると理解する

弁護士の選び方を間違えて後悔したケース

交通事故の経験が少ない弁護士を選んでしまった

弁護士なら誰でも同じと思って選んだら、その弁護士は交通事故の経験がほとんどなかった。これは非常に多い後悔のパターンです。

交通事故案件は、医学知識、保険実務、後遺障害認定基準など、専門的な知識が必要です。経験の少ない弁護士だと、これらの知識が不足していて、適切な対応ができないことがあります。

例えば、後遺障害診断書のチェックです。経験豊富な弁護士なら「ここの記載が不十分です。医師にもう少し詳しく書いてもらってください」と的確に指摘できます。でも、経験の少ない弁護士だと、診断書を見ても何が問題なのか分からず、そのまま提出してしまう。結果として、本来認定されるはずの等級が認定されない、ということが起きます。

保険会社との交渉でも差が出ます。経験豊富な弁護士は、保険会社の担当者と対等に渡り合えますが、経験の少ない弁護士だと、保険会社にペースを握られてしまうことがあります。「この弁護士は交通事故に慣れていないな」と思われると、保険会社も強気に出てきます。

広島のある依頼者は、近所の法律事務所に依頼したそうです。その弁護士は誠実な人柄でしたが、専門は不動産取引で、交通事故案件は年に数件しか扱っていませんでした。結果として、等級認定でつまずき、賠償金も期待したほど増えませんでした。後から交通事故を多く扱っている弁護士に話を聞いたら、「もっと別のアプローチがあったかもしれませんね」と言われて、悔しい思いをしたそうです。

回避策は、ホームページで交通事故案件の実績を確認することです。「年間〇〇件の交通事故案件」「交通事故専門」といった表示がある事務所を選びましょう。初回相談でも「交通事故案件はどのくらい扱っていますか?」と直接聞いてみることが大切です。

相性が合わない弁護士を選んでしまった

能力は十分あるけれど、性格や対応が合わなくて、ストレスを感じながら依頼し続けることになった。これも辛い後悔です。

相性の問題は様々です。弁護士が高圧的で、質問しづらい雰囲気がある。「そんなことも分からないんですか」といった上から目線の態度を取られて、傷つく。逆に、弁護士がビジネスライクすぎて、冷たく感じる。もう少し親身になってほしいのに、事務的な対応ばかりで寂しい。

価値観の不一致もあります。依頼者は「早く終わらせて日常生活に戻りたい」と思っているのに、弁護士は「最後まで戦いましょう」と意気込んでいる。方針について意見が合わず、ストレスが溜まります。

連絡の取り方も相性に影響します。依頼者はこまめに連絡がほしいのに、弁護士は「何か動きがあったら連絡します」というスタンスで、なかなか報告してくれない。依頼者としては不安になるけれど、弁護士からすれば「報告することがないから連絡していないだけ」ということもあります。

交通事故の解決には数か月から1年かかることもあります。その間ずっと、相性の合わない弁護士とやり取りするのは、かなりのストレスです。「もっと話しやすい弁護士を選べば良かった」という後悔が残ります。

相性を見極めるには、初回相談での直感が大切です。「この人となら話しやすい」「信頼できそう」と感じられるかどうか。能力だけでなく、人柄や対応も含めて総合的に判断しましょう。複数の弁護士に会って比較することで、相性の良い弁護士を見つけやすくなります。

料金体系を理解せずに契約してしまった

契約書にサインする前に、料金体系をきちんと理解していなかったため、後から「こんなはずじゃなかった」と後悔するケースも多いです。

よくあるのは、成功報酬の計算方法を誤解していたパターンです。「成功報酬は増額分の20パーセント」と思っていたら、実際には「獲得額全体の20パーセント」だった。獲得額が300万円なら、60万円が成功報酬です。思っていたより高額で驚いた、というケースです。

実費の範囲も誤解しやすいポイントです。「実費精算」と言われて、数万円程度だと思っていたら、医療記録の取り寄せ費用、鑑定費用、裁判の印紙代などが積み重なって、20万円以上かかっていた。事前に説明がなかったわけではないけれど、自分がちゃんと理解していなかった、ということもあります。

追加費用が発生する条件も要注意です。「示談交渉だけならこの料金ですが、裁判になったら追加料金がかかります」という契約内容だったのに、それを理解せずにサインしてしまった。いざ裁判になったときに「追加で〇〇万円かかります」と言われて、慌てるというパターンです。

料金トラブルを避けるチェックリスト:

  • 着手金の金額と支払時期
  • 成功報酬の計算方法(獲得額全体 or 増額分のみ)
  • 実費に含まれる項目と概算額
  • 追加費用が発生する条件
  • 弁護士費用特約の適用範囲

これらをすべて文書で確認して、分からないことは質問してから契約しましょう。口頭の説明だけで契約するのは危険です。

依頼のタイミングを間違えて後悔したケース

早すぎる依頼で様子見ができなかった

事故直後に慌てて弁護士に依頼したけれど、結局軽傷で数週間で治ってしまった。弁護士に依頼する必要がなかったのに、着手金を払ってしまって無駄だった、という後悔です。

事故直後は不安で、「すぐに弁護士に頼まないと不利になるのでは」と思いがちです。でも、実際には少し様子を見てから判断しても遅くないケースも多いんです。特に、軽い打撲や捻挫程度の怪我なら、1、2週間通院して、症状の推移を見てから判断しても問題ありません。

早すぎる依頼のデメリットは、事故の全体像が見えていない段階で契約してしまうことです。「重傷かもしれない」と思って依頼したけど、実際には軽傷だった。「後遺障害が残るかもしれない」と思ったけど、完治してしまった。こういう場合、弁護士に依頼した意味が薄れてしまいます。

ただし、明らかに重傷の場合や、相手とトラブルになっている場合は、早めの依頼が正解です。「早すぎる」というのは、軽傷の可能性が高いのに、慌てて依頼してしまうケースを指しています。

回避策は、怪我の程度がある程度分かるまで待つことです。医師から「2週間くらいで治るでしょう」と言われているなら、実際に2週間様子を見てから判断しても遅くありません。その間に、初回相談だけは受けておいて、「こういう状況になったら連絡してください」とアドバイスをもらっておくのもいい方法です。

遅すぎる依頼で証拠が散逸してしまった

逆に、依頼が遅すぎて後悔するケースもあります。示談の話が出てから慌てて弁護士を探したけど、すでに重要な証拠がなくなっていた、という後悔です。

時間が経つと、証拠は散逸します。ドライブレコーダーの映像は上書きされて消えてしまいます。事故現場の状況も変わります。目撃者の記憶も曖昧になります。こういった証拠がないと、過失割合の主張が難しくなり、思ったような結果が得られません。

医療記録も時間との勝負です。「あの時、腰も痛かったんだけど、医師に伝えていなかった」と後から言っても、カルテに記載がなければ、事故との因果関係を証明できません。治療中から弁護士がついていれば、「こういう症状も必ず伝えてください」とアドバイスしてもらえたのに、という後悔が残ります。

保険会社とのやり取りで不利な発言をしてしまうリスクもあります。弁護士がいない状態で保険会社と直接やり取りしているうちに、うっかり「もう痛みはありません」「この金額で大丈夫です」といった発言をしてしまう。後から弁護士が入っても、こういった発言を覆すのは難しいです。

依頼が遅すぎて起きる問題:

  • 証拠の散逸(映像、写真、目撃者)
  • 医療記録の不備
  • 保険会社への不利な発言
  • 時効が迫っている

こういった問題を避けるには、「迷ったら早めに相談する」ことです。正式に依頼するかどうかは別として、初回相談で弁護士の意見を聞いておくことで、適切な対応ができます。

示談直前の依頼で交渉の余地がなかった

保険会社から示談金の提示があって、ほぼ合意しかけていた段階で弁護士に相談したら、「もっと早く来てくれていれば」と言われてしまった。こういう後悔もあります。

示談直前の段階では、弁護士ができることが限られてしまいます。特に、依頼者がすでに「この金額でいいです」と口頭で伝えてしまっている場合、そこから大幅に増額を求めるのは難しくなります。保険会社も「あなた、一度合意したじゃないですか」と反論してきます。

また、示談の期限が迫っている場合、弁護士も十分な準備ができません。医療記録を精査したり、過去の判例を調べたりする時間がなく、急いで対応することになります。その結果、本来なら指摘できたはずの問題点を見落としてしまうこともあります。

理想的なタイミングは、示談金の提示があった時点で、まだ合意する前です。「この金額をどう思いますか」と弁護士に相談して、適正かどうか判断してもらう。低すぎるなら、サインせずに弁護士に交渉を任せる。このタイミングなら、弁護士も十分に対応できます。

回避策は、保険会社から示談の話が出た時点で、すぐに弁護士に相談することです。「少し検討させてください」と保険会社に伝えて、その間に弁護士の意見を聞きましょう。焦って返事をする必要はありません。

後悔しないための依頼前チェックリスト

弁護士に確認すべき重要な質問

弁護士に依頼する前に、必ず確認すべき質問があります。これらの質問に明確に答えられる弁護士なら、信頼できます。

依頼前に必ず聞くべき質問:

  • 「年間どのくらい交通事故案件を扱っていますか?」
  • 「私と似たケースでの解決実績はありますか?」
  • 「このケースでどのくらいの賠償金が見込めますか?」
  • 「費用の内訳と総額はいくらですか?」
  • 「弁護士費用特約は使えますか?」
  • 「解決までどのくらいの期間がかかりますか?」
  • 「連絡はどのくらいの頻度でもらえますか?」
  • 「裁判になる可能性はありますか?」
  • 「費用倒れになるリスクはありますか?」
  • 「契約後に解約する場合の条件は?」

これらの質問に対して、具体的かつ誠実に答えてくれる弁護士を選びましょう。曖昧な回答や、質問をはぐらかす弁護士は避けるべきです。

契約前に確認すべき書類

弁護士と契約する際は、必ず書面で内容を確認しましょう。口頭の説明だけで契約するのは危険です。

契約前に確認すべき書類:

  • 委任契約書(業務内容と範囲)
  • 料金表(着手金、成功報酬、実費の詳細)
  • 見積書(総額の概算)
  • 解約条件(中途解約時の取り扱い)
  • 弁護士費用特約の利用に関する説明書

これらの書類をすべて受け取って、じっくり読んでから契約しましょう。分からない部分があれば、サインする前に質問してください。「後で読みます」と言って持ち帰るのも一つの方法です。

セカンドオピニオンの活用

一人の弁護士だけに相談して決めるのではなく、複数の弁護士に会って比較することをおすすめします。医療でセカンドオピニオンを求めるのと同じように、弁護士についても複数の意見を聞くことが大切です。

弁護士費用特約があれば、相談料を気にせず複数の事務所で相談できます。3、4か所で相談すれば、それぞれの弁護士の説明や対応を比較できます。「A弁護士は実績はあるけど対応が事務的」「B弁護士は親身だけど経験が少ない」「C弁護士は実績も対応もバランスが良い」といった比較ができます。

複数の弁護士に会うことで、見積もりや見通しも比較できます。「A弁護士は200万円と言ったけど、B弁護士は150万円と言った」という場合、なぜ差があるのかを考えることで、より現実的な予測ができます。

すでに依頼している弁護士に不満がある場合の対処法

まずは率直に不満を伝える

すでに弁護士に依頼していて、何か不満がある場合、まずは率直に伝えてみることが大切です。弁護士も人間なので、依頼者が何を考えているのか分からないことがあります。

「連絡が少なくて不安です。もう少しこまめに報告してもらえませんか」「専門用語が多くて理解できません。もっと分かりやすく説明してもらえますか」。こういった要望を伝えることで、状況が改善することもあります。

弁護士によっては、「そんなふうに感じていたんですね。申し訳ありません」と謝罪して、対応を改めてくれることもあります。コミュニケーションのすれ違いが原因だった場合、話し合いで解決できることも多いです。

ただし、何度伝えても改善されない場合や、明らかに能力不足だと感じる場合は、次の手段を考える必要があります。

弁護士の変更を検討する

弁護士に不満があって、改善の見込みもない場合は、弁護士の変更を検討しましょう。依頼者には、弁護士を解任する権利があります。

弁護士を変更する際は、まず新しい弁護士を探します。現在の弁護士に辞任してもらう前に、次の弁護士を見つけておくことが大切です。弁護士が誰もいない期間ができると、その間に重要な期限が来たりして、不利になることがあります。

新しい弁護士が見つかったら、現在の弁護士に解任を申し入れます。「諸般の事情により、他の弁護士に依頼したい」と伝えれば、理由を詳しく説明する必要はありません。弁護士には辞任する権利もありますが、依頼者には解任する権利があります。

解任にあたって、それまでの費用を精算します。着手金は返金されないのが普通ですが、成功報酬はまだ発生していないはずです。実費については、実際にかかった分を支払います。契約書に解任時の取り決めが書いてあるので、確認しましょう。

弁護士会への相談も選択肢

弁護士の対応があまりにもひどい場合、弁護士会に相談するという選択肢もあります。各都道府県の弁護士会には、弁護士の業務に関する苦情を受け付ける窓口があります。

広島弁護士会にも相談窓口があり、「弁護士が連絡を返してくれない」「説明が不十分」「費用について事前の説明と違う」といった苦情を相談できます。弁護士会が間に入って、弁護士に改善を促してくれることもあります。

ただし、弁護士会は依頼者の味方というわけではなく、中立的な立場です。明らかに弁護士に問題がある場合は対応してくれますが、単なる意見の相違や、結果に対する不満では、対応してもらえないこともあります。

悪質な場合は、弁護士会が懲戒処分を行うこともあります。でも、懲戒には時間がかかるので、あなたの案件の解決には間に合わないかもしれません。弁護士会への相談は、最後の手段と考えたほうがいいでしょう。

まとめ

交通事故で弁護士に依頼して後悔しないためには、事前の情報収集と慎重な判断が不可欠です。賠償金の増額、弁護士とのコミュニケーション、費用の透明性、依頼のタイミング、弁護士の選び方など、チェックすべきポイントはたくさんあります。

特に重要なのは、現実的な期待を持つことです。弁護士に依頼すれば必ず何倍にもなるわけではありません。ケースによって結果は異なります。初回相談で、現実的な見通しをしっかり確認してから依頼を決めましょう。

弁護士の選び方も重要です。交通事故案件の経験が豊富で、コミュニケーション能力が高く、料金体系が明確で、相性の良い弁護士を選びましょう。複数の弁護士に会って比較することで、最適な弁護士を見つけられます。

すでに依頼している弁護士に不満がある場合は、まず率直に伝えてみましょう。改善されなければ、弁護士の変更も選択肢です。後悔を抱えたまま我慢し続ける必要はありません。適切な対応をとって、納得のいく解決を目指しましょう。

この記事を監修した弁護士

代表弁護士 平田裕也(ひらた ゆうや)

所属弁護士が150名程度いる大手法律事務所にて、約2年間にわたり支店長を務め、現在に至る。 大手法律事務所所属時代には、主として不貞慰謝料請求、債務整理及び交通事故の分野に関して,通算1000件を超える面談を行い、さまざまな悩みを抱えられている方々を法的にサポート。 その他弁護士業務以外にも、株式会社の取締役を務めるなど、自ら会社経営に携わっているため、企業法務及び労働問題(企業側)にも精通している。

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