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広島で義理の両親との関係が原因で離婚したい方へ|弁護士が教える法的対処法と進め方

2025.12.14 弁護士コラム

「義理の母に毎日のように干渉される」 「義理の父から嫌味を言われ続けている」 「配偶者が自分の味方をしてくれない」

結婚は、二人だけの問題ではありません。特に義理の両親との関係は、多くの夫婦が直面する深刻な問題です。過度な干渉、同居の強要、嫁姑問題、義理の両親からの暴言や侮辱。そして何より辛いのは、配偶者が自分を守ってくれないこと。

この記事では、広島で義理の両親との関係が原因で離婚を考えている方に向けて、「義理の両親との不和は離婚理由になるのか」「どんな状況なら離婚が認められるのか」「どう対処すればいいのか」を、法律の観点から詳しく解説します。弁護士に相談する前に知っておきたい知識から、実際の手続き、そして離婚を避けるための選択肢まで、包括的な情報をお届けします。

義理の両親との関係で悩むことは、決して珍しいことではありません。でも、一人で抱え込む必要もありません。この記事が、あなたの苦しみを軽減し、前に進むための道しるべになることを願っています。

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目次 [閉じる]

義理の両親との不和と離婚の基本的な考え方

まず、義理の両親との関係が、離婚理由としてどう扱われるのか、基本を理解しましょう。

義理の両親との不和だけでは離婚理由として弱い

結論から言えば、「義理の両親と合わない」というだけでは、離婚理由として弱いです。

義理の両親との関係は、あくまで「第三者」との関係。離婚は夫婦の問題なので、義理の両親との不和が直接の離婚理由にはなりにくいんです。

重要なのは「配偶者の態度」

離婚理由として重要なのは、義理の両親との不和そのものではなく、「その状況に配偶者がどう対応したか」です。

義理の両親から嫌がらせを受けているのに、配偶者が守ってくれない。それどころか、一緒になって攻撃してくる。同居を強要する義理の両親に、配偶者が同調する。

こうした「配偶者の態度」が問題なんです。

「婚姻を継続し難い重大な事由」に該当するか

民法第770条には、「婚姻を継続し難い重大な事由」があれば離婚できると定められています。

義理の両親との不和が原因で、夫婦関係が完全に破綻している。配偶者が自分を守らず、むしろ義理の両親の側に立つ。精神的に追い詰められている。

こうした状況なら、「婚姻を継続し難い重大な事由」に該当する可能性があります。

離婚が認められやすいケースと難しいケース

認められやすいケース

  • 義理の両親から精神的・身体的な虐待を受けている
  • 配偶者が義理の両親と一緒になって攻撃してくる
  • 同居を強要され、配偶者も同意している
  • 義理の両親の介護を一方的に押し付けられる
  • 長期間にわたって耐え難い状況が続いている

認められにくいケース

  • ただ単に「性格が合わない」程度
  • 配偶者は自分の味方をしてくれている
  • たまに会う程度で、日常生活への影響は少ない
  • 義理の両親との関係以外は、夫婦関係は良好

広島特有の事情

広島は、比較的家族の結びつきが強い地域とされています。特に郊外や農村部では、同居や近居が当たり前という価値観もまだ残っています。

でも、それはあくまで「文化」や「慣習」の話。法律は、あなたの人権を守ってくれます。「広島だから仕方ない」と諦める必要はありません。

離婚理由になる義理の両親との具体的な問題

どんな状況なら、離婚理由として認められるのか。具体的に見ていきましょう。

過度な干渉と支配

日常生活への過度な介入 家事のやり方、子育ての方法、お金の使い方。すべてに口を出してくる。「うちのやり方はこうだ」と押し付けてくる。

勝手に家に入ってくる、合鍵を持っていて断りなく入ってくる。プライバシーが全くない。

配偶者が義理の両親の言いなり 義理の両親の言うことは絶対。配偶者が「親の言うことが正しい」と、常に義理の両親の側に立つ。

あなたの意見は一切聞いてもらえない。夫婦で決めたことでも、義理の両親が反対すれば覆される。

人格否定と暴言

人格を否定する言葉 「役立たず」「うちの家には相応しくない」「あんたみたいな嫁(婿)をもらって息子(娘)が可哀想」。

こうした暴言を、日常的に浴びせられる。人前で侮辱される。

配偶者が止めない、むしろ同調する 義理の両親の暴言を、配偶者が止めない。「お前が悪いから言われるんだ」と、あなたのせいにする。

時には、配偶者自身も一緒になって侮辱してくる。

同居の強要

同居を拒否できない 義理の両親との同居を強要される。「親の面倒を見るのは当然」「長男(長女)の嫁(婿)なんだから」。

別居したいと言っても、配偶者が「親を捨てるのか」と聞く耳を持たない。

同居中の苦痛 同居すると、プライバシーが全くない。義理の両親の生活リズムに合わせなければならない。

家事も介護も、すべてあなたに押し付けられる。配偶者は何も手伝わない。

経済的な問題

義理の両親への金銭的援助の強要 義理の両親の生活費や医療費を、過度に負担させられる。自分たちの生活が苦しくなっても、「親を見捨てるのか」と責められる。

配偶者が、あなたに相談なく、義理の両親にお金を渡している。

逆に、経済的に支配される 義理の両親が裕福で、経済的に援助してくれる。でも、その見返りに、すべてを支配される。

「お金を出してやっているんだから、言うことを聞け」。お金で縛られて、自由がない。

子育てへの過干渉

子育てに口を出してくる 「母乳で育てなさい」「離乳食はこうしなさい」「保育園に預けるなんてかわいそう」。

自分たちの子育て方針を、一切認めてくれない。配偶者も、義理の両親の意見を優先する。

孫への悪影響 義理の両親が、孫の前であなたの悪口を言う。「お母さん(お父さん)はダメだから、おばあちゃん(おじいちゃん)の言うことを聞きなさい」。

子どもが混乱し、あなたを尊重しなくなる。

身体的な暴力

義理の両親から、身体的な暴力を受ける。殴られる、突き飛ばされる。

配偶者に訴えても、「そんなはずない」「お前が悪いことをしたんだろう」と信じてくれない。

これは、DVと同じです。すぐに警察や弁護士に相談してください。

介護の押し付け

介護をすべて押し付けられる 義理の両親の介護を、すべてあなたに押し付けられる。配偶者も、他の兄弟姉妹も、何も手伝わない。

「嫁(婿)がやるのが当然」と言われる。

仕事を辞めざるを得ない 介護のために、仕事を辞めざるを得なくなる。経済的にも、精神的にも、追い詰められる。

宗教や価値観の押し付け

義理の両親が熱心な宗教の信者で、入信を強要される。断ると、激しく責められる。

配偶者も、義理の両親の側に立つ。「親の信仰を尊重すべきだ」と。

配偶者の態度が離婚を左右する

義理の両親との不和で離婚が認められるかどうか。最大のポイントは、「配偶者がどう対応したか」です。

配偶者が守ってくれない

義理の両親からの攻撃に対して、配偶者が何もしてくれない。

「親だから仕方ない」「我慢してくれ」。あなたを守る姿勢が全くない。

これは、夫婦としての協力義務違反です。「婚姻を継続し難い重大な事由」に該当する可能性があります。

配偶者が一緒になって攻撃してくる

さらに悪質なのは、配偶者自身が、義理の両親と一緒になってあなたを攻撃してくるケースです。

「お前が悪い」「親の言うことが正しい」「お前が変わるべきだ」。

これは、明確な離婚理由です。

配偶者が義理の両親を優先する

夫婦のことより、義理の両親のことを優先する配偶者。

「親が言うなら仕方ない」「親の意見に従うべきだ」。夫婦で話し合って決めたことも、義理の両親の一言で覆される。

もはや、夫婦としての関係が成立していません。

配偶者が問題を認識していない

「そんなに深刻な問題だとは思わなかった」「親は良かれと思ってやっているんだ」。

配偶者が、あなたの苦しみを全く理解していない。話し合おうとしても、聞く耳を持たない。

こうした無理解も、夫婦関係の破綻につながります。

配偶者が改善しようとしない

あなたが何度訴えても、配偶者が何も変えようとしない。

「そのうち慣れる」「お前が我慢すればいい」。改善の努力を一切しない。

改善の見込みがない、と判断されれば、離婚が認められます。

配偶者が守ってくれる場合

逆に、配偶者があなたを守ってくれる場合。

義理の両親に対して、「妻(夫)を傷つけるようなことは言わないでください」とはっきり言ってくれる。

間に入って調整してくれる。最終的には、あなたの味方をしてくれる。

こうした配偶者なら、義理の両親との問題があっても、夫婦関係は維持できるかもしれません。離婚以外の解決策を探る価値があります。

離婚を避けるための対処法

離婚を決断する前に、試すべき対処法があります。

配偶者と真剣に話し合う

まず、配偶者と真剣に話し合いましょう。

伝えるべきこと

  • 義理の両親との関係で、どれだけ苦しんでいるか
  • 具体的にどんなことが辛いのか
  • このままでは離婚を考えざるを得ないこと
  • 配偶者に、自分を守ってほしいこと

感情的にならず、冷静に。でも、深刻さをしっかり伝えてください。

夫婦カウンセリングを受ける

夫婦だけでは話が平行線。そんな時は、夫婦カウンセリングを受けましょう。

第三者が入ることで、お互いの気持ちを整理できます。配偶者が、あなたの苦しみを理解するきっかけになるかもしれません。

広島市内にも、夫婦カウンセリングを行っている機関があります。

義理の両親と距離を取る

同居しているなら、別居を検討しましょう。

配偶者を説得して、「親とは別に住みたい」と伝えてください。

近居でも、頻繁な訪問を控えてもらう。合鍵を返してもらう。必要最低限の付き合いにする。

物理的な距離を取ることで、精神的にも楽になります。

配偶者に義理の両親と話してもらう

義理の両親に直接文句を言うのは、関係をさらに悪化させるかもしれません。

配偶者から、義理の両親に話してもらいましょう。

「妻(夫)が困っている」「少し距離を置いてほしい」「干渉を控えてほしい」。

実の子どもから言われれば、義理の両親も聞く耳を持つかもしれません。

ルールを決める

義理の両親との付き合い方について、明確なルールを決めましょう。

例えば

  • 訪問は事前連絡制。勝手に来ない
  • 週に1回、日曜日だけ会う
  • 子育てや家事に口を出さない
  • 夫婦のことは、夫婦で決める

配偶者にも同意してもらい、義理の両親にも伝えてもらいます。

一時的な別居を検討する

「冷却期間」として、一時的に別居するのも一つの方法です。

実家に帰る、短期間アパートを借りる。物理的に離れることで、お互いに冷静になれます。

この間に、配偶者が「妻(夫)の存在の大きさ」に気づくかもしれません。

限界を設定する

「ここまでは我慢できるが、これ以上は無理」という限界を、配偶者に明確に伝えましょう。

「もしこれが改善されなければ、離婚を考えざるを得ない」。

具体的に、何がどう改善されれば良いのか、伝えてください。

離婚を決断した場合の証拠集め

対処法を試しても改善しない。もう離婚しかない。そう判断したら、証拠を集めましょう。

義理の両親からの暴言や侮辱の証拠

録音 義理の両親があなたを罵倒している場面、侮辱している場面を録音しましょう。

スマホのボイスレコーダー機能で十分です。

メールやLINE 義理の両親から、ひどい内容のメッセージが来たら、スクリーンショットを取って保存。

配偶者の態度の証拠

義理の両親と一緒にあなたを責めている録音 配偶者が、義理の両親と一緒になってあなたを攻撃している場面。これが録音できれば、決定的な証拠です。

配偶者とのメールやLINE 「義理の両親との関係で苦しんでいる」と訴えたメッセージと、それに対する配偶者の冷淡な返信。

「お前が我慢すればいい」「親の言うことが正しい」といった返信があれば、保存しておきましょう。

日記をつける

毎日の出来事を、詳しく日記に記録しましょう。

記録すべき内容

  • 日時
  • 義理の両親から言われたこと、されたこと
  • 配偶者の反応
  • 自分の気持ち

「○月○日、義母から『あんたは本当に役立たず』と言われた。夫に訴えたが、『そんなに気にするな』と取り合ってもらえなかった。涙が止まらなかった」。

こうした記録の積み重ねが、あなたの苦しみを証明します。

精神的ダメージの証拠

義理の両親との関係のストレスで、精神的に追い詰められたら、医療機関を受診してください。

診断書 うつ病、適応障害、不眠症。診断書があれば、義理の両親との関係がどれだけ深刻かを示す証拠になります。

「義理の両親との関係によるストレス」と、原因を明記してもらうことが重要です。

第三者の証言

義理の両親の問題行動や、配偶者の冷淡な態度を知っている人の証言も有効です。

あなたの実家の親、友人、近所の人。「よく相談を受けていた」「義理の両親のひどい言葉を聞いたことがある」。

こうした証言を、書面にしてもらえると証拠になります。

同居の証拠

義理の両親と同居している場合、住民票がその証拠になります。

「いつから同居しているか」「同居を強要されたか」。メールやLINEのやりとりで証明できると良いです。

経済的な証拠

義理の両親への過度な金銭的援助を強要されている場合、振込記録や通帳のコピーが証拠になります。

「毎月○万円を義理の両親に渡している」「自分たちの生活が苦しくなっている」。家計簿も有効な証拠です。

義理の両親問題での離婚手続き

証拠が集まったら、離婚に向けて動き出しましょう。

協議離婚を目指す

まずは、配偶者と話し合って、協議離婚を目指しましょう。

交渉のポイント

  • 義理の両親との関係で、どれだけ苦しんできたか
  • 配偶者が自分を守ってくれなかったこと
  • もう修復は不可能だと感じていること

証拠を見せながら、真剣に訴えてください。

配偶者も、「ここまで深刻だったのか」と気づくかもしれません。

調停離婚

協議離婚がまとまらない場合、広島家庭裁判所に離婚調停を申し立てます。

調停では、調停委員が間に入って、双方の話を聞いてくれます。

主張すべきこと

  • 義理の両親からどんな扱いを受けてきたか
  • 配偶者がどう対応したか(守ってくれなかった、一緒に攻撃してきた)
  • その結果、夫婦関係が完全に破綻していること
  • 精神的にどれだけ追い詰められたか

証拠をすべて提出して、状況を説明しましょう。

裁判離婚

調停でも合意に至らない場合、裁判で決着をつけます。

主張の組み立て方 義理の両親との不和だけでなく、「配偶者が協力義務を果たさなかった」「配偶者の態度によって夫婦関係が破綻した」という点を強調します。

「婚姻を継続し難い重大な事由」として、総合的に判断してもらいます。

離婚が認められやすくするポイント

長期間の継続 数ヶ月ではなく、数年にわたって問題が続いていた。

改善の努力 話し合いを試みた、カウンセリングを受けた、別居を提案した。様々な努力をしたが、改善しなかった。

精神的なダメージ うつ病などを発症した。医師の診断書がある。

配偶者の悪質性 配偶者が、義理の両親と一緒になって攻撃してきた。あなたを守る姿勢が全くなかった。

これらの要素が揃っていれば、離婚が認められる可能性は高いです。

別居の判断

義理の両親との問題で、すぐに離婚を切り出すのが難しい場合、まず別居するのも一つの方法です。

別居期間が長くなれば(一般的に3〜5年)、それ自体が離婚理由になります。

広島で別居する場合、住民票の移動とともに、「なぜ別居したか」の記録を残しておきましょう。メールやLINEで、配偶者に「義理の両親との関係に耐えられず、別居します」と伝えた記録があると良いです。

慰謝料は請求できるのか

義理の両親との問題で、慰謝料は請求できるでしょうか。

義理の両親に直接請求するのは難しい

義理の両親は、法律上の「配偶者」ではありません。だから、義理の両親に直接慰謝料を請求するのは、通常は難しいです。

ただし、義理の両親から身体的な暴力を受けた、名誉毀損に当たるような侮辱を受けた。こうした場合は、不法行為として慰謝料を請求できる可能性があります。

配偶者に慰謝料を請求する

慰謝料を請求する相手は、配偶者です。

請求の根拠

  • 配偶者が、夫婦としての協力義務を果たさなかった
  • 義理の両親からの攻撃を放置した、または加担した
  • その結果、あなたが精神的苦痛を受けた

こうした理由で、配偶者に慰謝料を請求できます。

慰謝料の相場

義理の両親との問題を理由とした慰謝料の相場は、50万円から200万円程度です。

ただし、状況によって大きく変わります。

高額になる要素

  • 長期間(数年単位)問題が続いた
  • 配偶者が義理の両親と一緒に攻撃してきた
  • 精神疾患を発症した
  • 身体的な暴力もあった

低額になる要素

  • 期間が短い
  • 配偶者も努力はしていた(ただし不十分だった)
  • 精神的なダメージが比較的軽微

慰謝料が認められにくいケース

配偶者が、あなたを守ろうと努力していた。義理の両親に注意もしていた。でも、義理の両親が聞く耳を持たなかった。

こうした場合、配偶者に責任を問うのは難しいので、慰謝料は認められにくいです。

慰謝料以外のお金

慰謝料とは別に、財産分与、養育費も請求できます。

義理の両親との問題があっても、財産分与は基本的に2分の1ずつです。

弁護士に依頼するメリット

義理の両親との問題での離婚は、法的な判断が難しい分野です。弁護士の力を借りましょう。

離婚が認められるか判断してもらえる

「この状況で、離婚が認められるか」。自分では判断が難しいことも、弁護士なら的確に答えられます。

義理の両親との不和の程度、配偶者の態度、継続期間、証拠の内容。すべてを総合的に判断して、「このケースなら離婚が認められる可能性は○%」と教えてくれます。

「配偶者の責任」を法的に組み立ててもらえる

義理の両親との不和を、どう法的な離婚理由に組み立てるか。これは専門知識が必要です。

弁護士なら、「配偶者が協力義務を果たさなかった」「配偶者の態度によって婚姻関係が破綻した」という主張を、法的に正しく組み立てられます。

証拠集めをサポートしてもらえる

「どんな証拠が有効か」「どう記録すればいいか」。弁護士なら、具体的にアドバイスできます。

「義理の両親とのやりとりを録音してください」「配偶者とのLINEのやりとりを保存してください」「こういう内容の診断書をもらってください」。

証拠集めの段階から弁護士に相談しておけば、後で「証拠が足りなかった」という事態を避けられます。

配偶者を説得してもらえる

弁護士が間に入ることで、配偶者が事の重大さに気づくこともあります。

「このままだと、裁判で離婚が認められます」「慰謝料も請求されます」。弁護士から法的な説明を受けることで、配偶者の態度が変わるかもしれません。

慰謝料を適切に請求してもらえる

義理の両親との問題での慰謝料は、金額の算定が難しいです。

弁護士なら、過去の判例、あなたの被害の程度、証拠の内容から、適切な金額を算出できます。

調停や裁判で代理人になってもらえる

調停や裁判で、あなたの代わりに主張してくれます。

「義理の両親からこういう扱いを受けた」「配偶者はこういう態度だった」「だから婚姻関係は破綻している」。

法的に正しく、効果的に主張してくれます。

精神的な支えになってもらえる

義理の両親との問題は、誰にも言えず、孤独を感じやすいものです。

「こんなことで離婚なんて」「自分が我慢すればいいのかも」。自分を責めてしまいがちです。

弁護士に相談することで、「あなたの苦しみは正当なものです」「離婚を考えるのは当然です」と、客観的に認めてもらえます。

それだけで、どれだけ心が軽くなるでしょうか。

広島で弁護士を選ぶポイント

義理の両親との問題での離婚には、経験豊富な弁護士を選びましょう。

離婚案件の経験が豊富か

基本として、離婚問題を多く扱っている弁護士を選びましょう。ホームページに実績が載っているかチェック。

親族問題に詳しいか

「義理の両親との不和」は、親族関係の問題でもあります。この分野に詳しい弁護士なら、より適切なアドバイスができます。

「配偶者の態度」の重要性を理解しているか

義理の両親との不和で離婚する場合、鍵になるのは「配偶者の態度」です。

この点を理解している弁護士かどうか、初回相談で確認しましょう。

「義理の両親との関係が悪いだけでは、離婚理由として弱いです。でも、ご主人(奥さん)がどう対応したかが重要です」。

こう説明してくれる弁護士なら、信頼できます。

現実的な見通しを示してくれるか

「絶対に離婚できます」と断言する弁護士は、かえって危険です。

「このケースなら、こういう可能性があります」「この証拠があれば、もっと有利になります」。現実的な見通しを示してくれる弁護士を選びましょう。

あなたの気持ちに寄り添ってくれるか

義理の両親との関係で苦しんできたこと。配偶者に守ってもらえなかった悲しみ。

そうした気持ちを、真剣に聞いてくれる弁護士を選んでください。

「大変でしたね」「よく耐えてこられましたね」。そんな言葉をかけてくれる弁護士なら、信頼して相談できます。

離婚以外の選択肢も提案してくれるか

本当に離婚がベストなのか。別居で様子を見る、夫婦カウンセリングを受ける。離婚以外の選択肢も含めて、一緒に考えてくれる弁護士が理想です。

まとめ:義理の両親との関係で人生を諦めないために

義理の両親との関係で苦しんでいる方へ。

「結婚したら、義理の両親とも家族になる」。そう言われることもあります。でも、それは、あなたの人権を犠牲にしていい理由にはなりません。

過度な干渉、人格否定、暴言。こうした扱いを受け続ける必要はありません。

そして何より、配偶者があなたを守ってくれない。それは、夫婦としての関係が成立していないということです。

義理の両親との不和だけでは、離婚理由として弱いかもしれません。でも、「配偶者が自分を守ってくれなかった」「配偶者が義理の両親の側に立った」。これは、立派な離婚理由です。

まずは、離婚以外の解決策を試してみてください。配偶者と話し合う、カウンセリングを受ける、別居する。

それでも改善しないなら、離婚を選ぶことは、決して逃げではありません。自分の人生を取り戻すための、正当な選択です。

広島には、あなたを助けてくれる弁護士がいます。一人で悩まず、まずは相談してみてください。

初回相談無料の事務所も多いです。「こんなことで相談していいのかな」と思わず、正直に話してみましょう。

新しい人生が、あなたを待っています。義理の両親に支配されない、自由で穏やかな日々が。

この記事が、あなたの一歩を踏み出す勇気になれば幸いです。

あなたには、幸せに生きる権利があります。 誰からも尊重される人生を、取り戻してください。

この記事を監修した弁護士

代表弁護士 平田裕也(ひらた ゆうや)

所属弁護士が150名程度いる大手法律事務所にて、約2年間にわたり支店長を務め、現在に至る。 大手法律事務所所属時代には、主として不貞慰謝料請求、債務整理及び交通事故の分野に関して,通算1000件を超える面談を行い、さまざまな悩みを抱えられている方々を法的にサポート。 その他弁護士業務以外にも、株式会社の取締役を務めるなど、自ら会社経営に携わっているため、企業法務及び労働問題(企業側)にも精通している。

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