匿名の投稿者を特定|投稿削除と損害賠償70万円を実現
事実と異なる投稿で客足が減少→削除+発信者特定+賠償70万円
広島市中区の飲食店経営者が、事実と異なる口コミ投稿を削除させ、投稿者を特定して70万円の賠償を得た解決事例です。
30代女性/広島市中区
事例を読むcolumn
弁護士コラム
インターネット・SNS(ソーシャルネットワークサービス)上での自由な表現が保障される一方で、他者の権利を侵害するような投稿は法的な問題を引き起こす可能性があります。本ガイドでは、オンライン投稿に関連して意見照会書が届いた場合の状況、適切な対応方法、そしてそれに伴うリスクについて詳細に解説します。
弁護士に相談することで、解決への道筋が見えてきます。
目次 [閉じる]
プロバイダー(docomo,au,softbank,megaegg,OCN,BIGLOBE,Yahoo!BB,GMOとくとくBB,@niftyなど)からの意見照会書は主に、インターネット上の投稿が原因で届くことがあります。以下のような状況が考えられます。
これらの権利侵害があったと主張する個人や組織が、投稿者を特定するための情報開示請求を行うことがあります。
通常、以下のような流れで意見照会書が届きます。
意見照会書には通常、回答期限が設定されています(一般的には、2週間以内の期限となっていることが多いです。)。この期限は法的に定められたものではありませんが、適切な対応を行うための目安となります。一般的な回答期限は2週間程度ですが、案件の複雑さや緊急性によって異なる場合があります。
意見照会書を無視することは非常に危険です。以下の理由から、必ず対応する必要があります。
意見照会書を受け取ったら、まず冷静に内容を確認しましょう。以下の点に注意して精査します。
意見照会書への対応は法的な問題に関わるため、専門家である弁護士に相談することを強く推奨します。弁護士に相談することで以下のメリットがあります。
意見照会書には必ず回答期限内に回答する必要があります。回答の選択肢としては主に以下の3つがあります:
請求に応じる旨を回答します。この場合、以下の点に注意が必要です。
権利侵害を否定するなど、理由を明確にして回答します。不同意の理由としては以下のようなものが考えられます。
不同意の回答をする場合は、その根拠を具体的かつ論理的に説明することが重要です。弁護士などの専門家からの助言を得たうえで、回答をすることをお勧めします。多くの弁護士事務所は、回答書の作成代行を5.5万円(税込)~11万円(税込)の範囲の料金で行っています。
状況によっては、弁護士と相談の上、回答を保留することも可能です。保留の理由としては以下のようなものが考えられます:
回答を保留する場合は、その理由を明確に説明し、可能であれば具体的な回答予定時期を示すことが望ましいです。
意見照会書に回答しない場合、以下のようなリスクが生じる可能性があります。
請求者が裁判を起こし、裁判所が開示を命じる可能性があります。この場合、以下のような事態が想定されます:
権利侵害が認められた場合、損害賠償を請求される可能性があります。損害賠償請求のリスクには以下のようなものがあります。
裁判に発展した場合、以下のような社会的影響が考えられます。
発信者情報開示請求に関する手続きは、主に「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律」(プロバイダー責任制限法)に基づいて行われます。この法律の主なポイントは以下の通りです。
開示請求で対象となる可能性のある情報には、以下のようなものがあります。
ただし、実際に開示される情報の範囲は、権利侵害の内容や裁判所の判断によって異なります。
意見照会書が届いた場合、以下のポイントを押さえて対応することが重要です。
インターネット上の表現の自由は、憲法上も保障されており(憲法21条1項)、重要ですが、同時に他者の権利を尊重することも必要です。法的な問題に直面した際は、個人で抱え込まず、専門家のサポートを受けながら適切に対応することが、自身を守るための最善の方法です。
この記事を監修した弁護士
代表弁護士 平田裕也(ひらた ゆうや)
広島弁護士会所属/弁護士登録番号 第57063号
所属弁護士が150名程度いる大手法律事務所にて、約2年間にわたり支店長を務め、現在に至る。 大手法律事務所所属時代には、主として不貞慰謝料請求、債務整理及び交通事故の分野に関して,通算1000件を超える面談を行い、さまざまな悩みを抱えられている方々を法的にサポート。 その他弁護士業務以外にも、株式会社の取締役を務めるなど、自ら会社経営に携わっているため、企業法務及び労働問題(企業側)にも精通している。
平田弁護士について
おりづる法律事務所にお寄せいただいたご相談をもとに、ネット誹謗中傷の解決事例をご紹介します。