後遺障害14級|保険会社提示額から約380万円増額
120万円→500万円
広島市安佐南区の40代男性が、後遺障害14級の認定を得て、保険会社提示額120万円から500万円まで増額した解決事例です…
40代男性/広島市安佐南区
事例を読むcolumn
弁護士コラム
交通事故は、誰にとっても突然訪れる非日常です。事故の直後は、ケガの治療や車の修理、警察への対応などで頭がいっぱいになり、気が付けば保険会社から「示談金の話をしたい」と連絡が来る——そんな流れがほとんどです。
しかし、この示談金交渉こそが、事故後の生活を大きく左右する最重要プロセスです。受け取れる金額が適正かどうかで、治療費の補填はもちろん、その後の生活再建にまで影響します。
実際、同じ事故内容でも、交渉の進め方によって最終的な金額が数十万円から場合によっては100万円以上違ってくることもあります。それにもかかわらず、多くの人は経験も知識もないまま、保険会社の提示額をそのまま受け入れてしまっているのが現実です。
弁護士に相談することで、解決への道筋が見えてきます。
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なぜ多くの人が、示談金交渉で不利な立場になってしまうのか。そこには明確な理由があります。
示談交渉の相手は、ほとんどの場合、保険会社の担当者です。彼らは日々、数多くの事故案件を処理し、交渉経験も豊富。しかも保険会社は営利企業であるため、支払額をできるだけ抑える方向で動くのが基本です。提示される金額は、あくまで保険会社にとって都合のいい「初期案」にすぎません。
示談金には「自賠責基準」「任意保険基準」「弁護士基準」という3つの算定基準があります。これらの基準によって、同じ事故でも金額が大きく異なります。例えば、後遺障害が残らない軽傷でも、自賠責基準と弁護士基準では慰謝料が倍近く違うケースもあります。
事故のショックや怒り、相手への不信感がある状態で冷静な交渉を行うのは難しいものです。感情的なやり取りは相手の警戒心を強め、逆に交渉を不利にすることがあります。
流れを把握しておくと、どの段階で何を準備すべきかが見えてきます。
自賠責基準
最低限の補償額を定めた基準。慰謝料は1日4,300円(2023年時点)で、日数計算も制限があります。
任意保険基準
各保険会社が独自に設定する基準。自賠責より高額になる場合が多いですが、弁護士基準には及びません。
弁護士基準
裁判例をもとにした基準で最も高額になります。弁護士が交渉することで適用される可能性が高く、慰謝料額が倍近くになることもあります。
現場写真、車の破損状況、ドライブレコーダー映像、通院記録、領収書などはすべて保存します。証拠が豊富だと、相手は安易に否定できず、こちらの主張が通りやすくなります。
保険会社の初回提示額はあくまで交渉の出発点です。「これ以上は無理」と言われても、一度持ち帰って検討するのが基本です。
自分が請求できる上限を知ることで、交渉の目標ラインを設定できます。インターネットや無料相談を活用しましょう。
軽傷事故の場合
通院日数や実治療日数が慰謝料計算に影響します。可能な限り通院記録を残しましょう。
後遺障害が残る場合
等級認定が金額を大きく左右します。認定申請は専門家のサポートを受けるのが望ましいです。
過失割合で争いがある場合
事故現場の写真や第三者証言が重要。過失が減れば、その分受け取れる金額が増えます。
交通事故の示談金交渉は、一度しかチャンスがありません。提示額をそのまま受け入れるのではなく、基準の違いや証拠の重要性を理解し、必要に応じて弁護士の力を借りることが大切です。事故後の生活を安定させるためにも、冷静かつ計画的に進めましょう。
この記事を監修した弁護士
代表弁護士 平田裕也(ひらた ゆうや)
広島弁護士会所属/弁護士登録番号 第57063号
所属弁護士が150名程度いる大手法律事務所にて、約2年間にわたり支店長を務め、現在に至る。 大手法律事務所所属時代には、主として不貞慰謝料請求、債務整理及び交通事故の分野に関して,通算1000件を超える面談を行い、さまざまな悩みを抱えられている方々を法的にサポート。 その他弁護士業務以外にも、株式会社の取締役を務めるなど、自ら会社経営に携わっているため、企業法務及び労働問題(企業側)にも精通している。
平田弁護士について
おりづる法律事務所にお寄せいただいたご相談をもとに、交通事故の解決事例をご紹介します。