夫の不倫相手へ慰謝料請求|示談で300万円を受領
「支払う義務はない」→300万円
広島市南区の30代女性が、夫の不倫相手に対する慰謝料請求で示談により300万円を受領した解決事例です。
30代女性/広島市南区
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弁護士コラム
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離婚慰謝料とは、離婚の原因を作った配偶者が、もう一方の配偶者に対して支払う精神的苦痛に対する損害賠償金のことを指します。この慰謝料は、離婚の直接的な原因となる行為が「不法行為」に該当する場合に発生します。たとえば、不貞行為やDV、悪意の遺棄などが典型例です。
慰謝料は、法律上の義務であると同時に、離婚後の生活を再建するための支援としての役割も果たします。そのため、精神的苦痛の大きさだけでなく、婚姻期間や配偶者同士の経済状況も金額に影響を及ぼします。
離婚慰謝料の相場はケースごとに異なりますが、大まかな目安は以下の通りです。これらの金額は、交渉や裁判の結果に基づく一般的な範囲を示しています。
不倫を原因とする離婚では、慰謝料の相場は100万円から300万円程度です。ただし、不倫が長期間に及んだ場合や、不倫相手が妊娠しているといった重大な事実がある場合には、300万円を超える金額が認められることもあります。
たとえば、あるケースでは、配偶者が5年以上にわたって不倫を続けており、その結果、精神的に耐えられなくなった配偶者が裁判で慰謝料を請求しました。この場合、裁判所は不倫の期間の長さや悪質性を考慮し、400万円以上の支払いを命じています。
DVが原因で離婚する場合、慰謝料の相場は50万円から500万円と幅広いです。DVの内容が身体的暴力である場合、特に高額になる傾向があります。精神的虐待や経済的虐待もDVに該当しますが、これらは証拠が不十分な場合、慰謝料が低額に抑えられる可能性があります。
具体的には、継続的な身体的暴力を受けていた場合、裁判所が500万円以上の慰謝料を認めた事例もあります。一方、精神的虐待やモラハラの場合は、100万円から200万円程度が相場です。
「悪意の遺棄」とは、配偶者が生活費を渡さない、家を出て長期間帰らないといった行為を指します。この場合の慰謝料は、50万円から200万円程度が一般的です。たとえば、妻が妊娠中にもかかわらず夫が家を出て生活費を一切渡さない場合、裁判所が200万円近い慰謝料を認めた事例があります。
慰謝料の金額は、個別の状況によって大きく左右されます。裁判所や交渉の場では、以下のような要因が考慮されます。
婚姻期間が長いほど、離婚による精神的苦痛が大きいと判断され、慰謝料が増額される傾向があります。たとえば、結婚生活が10年以上続いていた場合と、数年で終わった場合では、同じ不倫でも認められる慰謝料の金額に差が出ることがあります。
離婚原因となる行為が悪質であればあるほど、慰謝料は高額になります。たとえば、不倫が一度限りの過ちであった場合と、意図的で継続的な不倫であった場合では、後者の方が重く見られます。同様に、DVが日常的かつ深刻なものである場合、慰謝料は高額になります。
離婚に至る過程で、被害者がどれだけ大きな精神的苦痛を受けたかが慰謝料の額を左右します。この苦痛を裏付けるためには、医師の診断書や心理カウンセラーの報告書が重要な証拠となります。
相手が高額な慰謝料を支払うだけの経済力を持っているかどうかも重要です。支払能力がない場合、裁判所は、和解協議の際などには、現実的な範囲で慰謝料の金額を調整することがあります。
慰謝料を請求するには、適切な証拠を揃えた上で、法的な手続きを進める必要があります。
慰謝料請求においては、相手の不法行為を立証する証拠が必要です。具体的には以下のようなものが挙げられます。
慰謝料請求は、以下のような手順で進めます。
慰謝料請求にはいくつかの注意点があります。特に重要なのは、証拠の適切な管理と時効の確認です。
証拠は、慰謝料請求を成功させるための重要な要素です。改ざんや紛失がないよう、証拠を確実に保管しましょう。
慰謝料請求には時効があります。不貞行為やDVが発覚してから3年以内に請求を行わなければなりません。時効が切れると、慰謝料を請求する権利を失います。
離婚慰謝料の相場はケースによって異なりますが、不倫やDVなどの具体的な行為によって大まかな金額の目安を把握することができます。慰謝料を請求する際は、必要な証拠を揃え、冷静かつ適切な手続きを進めることが大切です。
弁護士などの専門家に相談しながら対応すれば、スムーズに進められる可能性が高まります。この情報をもとに、納得のいく慰謝料請求を目指してください。
この記事を監修した弁護士
代表弁護士 平田裕也(ひらた ゆうや)
広島弁護士会所属/弁護士登録番号 第57063号
所属弁護士が150名程度いる大手法律事務所にて、約2年間にわたり支店長を務め、現在に至る。 大手法律事務所所属時代には、主として不貞慰謝料請求、債務整理及び交通事故の分野に関して,通算1000件を超える面談を行い、さまざまな悩みを抱えられている方々を法的にサポート。 その他弁護士業務以外にも、株式会社の取締役を務めるなど、自ら会社経営に携わっているため、企業法務及び労働問題(企業側)にも精通している。
平田弁護士について
おりづる法律事務所にお寄せいただいたご相談をもとに、慰謝料請求(不倫・不貞)の解決事例をご紹介します。